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競馬初心者に見て欲しい基礎知識
競馬とは、騎手が騎乗した馬を走らせ競争することである。
また、その競争の馬の着順を当てる賭博でもある。
現在の形になったのは、16世紀のイングランドが発祥と言われている。
馬の品種改良を繰り返し、主にサラブレッドで競争が行われている。
競争は、定められた専用の施設で行われ、定められた距離を定められた方向で、周回して競われるものである。
この点で、馬の個性が重大な要素になってくる。
短距離が得意な馬、長距離が得意な馬がおり、また右回りが得意な馬、左回りが得意な馬がいるからである。
または、芝のコースとダートのコースがある。
競走馬の繁殖は、徹底的に管理されており、血統が重視され、遺伝的に得意なコースが決まっている場合がある。
競走馬生産牧場があり、そこで繁殖、育成、トレーニングが行われる。
優秀な競走馬は、種牡馬として子孫を残し、その優秀な血統の中から競馬に使う馬が選ばれている。
競馬は、日本中央競馬会と地方競馬の二つの団体で運営されている。
日本中央競馬会(JRA)は、農林水産大臣が監督にあたり、国が出資している特殊法人である。
JRAは、10の競馬場で土・日を使ってレースを開催している。
レースの中には、重賞レースとよばれるものがある。
これは重要なレースという意味ではなく、毎年一定の時期に繰り返し行われることから来ている。
重賞レースに出走する馬には、年齢制限や、成績などの条件がある。
重賞レースは、テレビ中継も行われ、競馬を知らない人にもある程度知識が広まっているほど、有名な物である。
どの馬が勝つかを予想して、通称馬券と呼ばれる、勝ち馬投票券を購入する。
出走する馬は、馬番号と出走するときの枠の番号が割り当てられる。
馬券には、9種類あり、馬の番号と、枠と馬の人気でオッズがあるため、非常に複雑なものとなり、時に払戻金が莫大な金額になるときがある。
馬主、騎手、調教師、厩務員などの関係者がいる。
馬主は、競走馬を所有するものである。
馬が8着以内にはいれば、賞金が出るが、10パーセントが調教師に、5パーセントが騎手と厩務員に渡り、残りの80パーセントが馬主の物になる。
重賞レースでは賞金が大きいが、一方、馬を所有しているというステータスを好む馬主もいる。
調教師は、厩舎を経営し、馬主から預かった馬の調教、世話をする。
騎手や厩務員の養成機関もあり、騎手は試験に合格しなければなれない、国家資格である。
純粋に馬のレースが好きな人も、賭博が好きな人も混在し、ファンの数は多い。